電力問題における様々な問題があるが、中長期的な観点から電力問題を取り上げる必要がある。今世界中でエネルギーが問題となっている。要因として発展途上国からのエネルギー需要が大きく増加していることがあげられる。これは今後20年から30年の間、絶えず続く問題になる。そのような情勢を踏まえて、日本のエネルギー政策を考えなければならない。
現在、各国の1人当たりの電力消費量は以下のようになっている。日本 7,700kw/h アメリカ 12,700kw/h 中国 2,600kw/h ブラジル 2,100kw/h インド 500kw/h。これからブラジルや中国、インドなどの途上国が豊かになっていくときに、1人当たりの電力消費量が増加することが考えられる。現時点では、世界中で合計で17.8兆kw/hの電力を消費している。上記で列挙した以外の国が現在と変わらない電力消費量であると仮定し、ブラジルや中国、インドが日本と同じ水準(1人当たり7,700kw/h)まで電力消費量が増加すると合計の電力消費量は34.0兆kw/hとなる。同様にブラジル、中国、インドの三国がアメリカと同じ水準(1人当たり12,700kw/h)まで電力消費量が増加すると合計で47.5兆kw/hとなる。どこからこれだけ膨大なエネルギーが算出できるのかというのが問題だ。良い知らせもある。良い知らせとしては、天然ガスの推計が増加している。今年の4月中旬にアメリカのEIA(エネルギー情報局)が新しい推計を発表した。この発表によると世界中の天然ガスを新しい方法で採取すると、原油の埋蔵量である1兆バレルの5~6倍分の天然ガスを採取できると推計している。実際にこれだけの量が採取できるかは不明であるが、これからは天然ガスの時代になると言える。このような良い知らせがある反面、発展途上国における電力消費量の予測をすると先ほど挙げたような使用量の増加が懸念される。そこで政策の問題が発生する。
当面は、化石燃料もまだ残っている上に、天然ガスも大量にある。問題はこれらのエネルギー源が枯渇した場合である。これから20年あるいは30年の間にこの問題を解決しなければならない。大幅な技術革新、技術の進歩が必要である。既に日本が様々な分野で技術革新を進めているが、結局鉱物燃料の代替となるものではない。これからの電力需要、エネルギー需要に応えるためには太陽光をうまく利用する技術開発が求められる。新しい処理のソーラーセル(太陽電池)を開発する研究は全世界で進められている。先日、東京大学の荒川教授などが提出した論文の中で理論値ではあるがソーラーセルの熱効率を現状の2割程度のものから7,8割まで上昇させることが可能という論文を提出した。このような技術開発を推進するような制度が今後必要になる。その上で重要になってくるのが、1つは政府の支援であり、もう1つは電力の使い方を改善することである。送電と発電を分けて、国民の創意工夫を促して新しい技術を開発するということが必要である。今、賠償金問題などによって様々な議論がなされているが、送発分離は単なる賠償金問題だけではなく地球の将来という意味で枠組みで議論する必要がある。
naoto さんのコメント :2011.06.12 10:53
放射性廃棄物を量産してしまう原発(ウラン原発)、隠れコストが莫大な原発、がらくた量産のエコ発電は他国に任せて、日本は火力発電に専念したほうが良いと思う。 火力発電の、見かけのコスト高は国債発行(先送り)で補填すればよい。 他国で、原発の隠れ債務表出となるまで、先送りすれば良いのです。
naoto さんのコメント :2011.06.12 10:54
トリウム原発でつなぐにせよ、100~200年後には自然エネルギーのみになるでしょうが、それまでに世界人口を30億程度に軟着陸させる必要があるでしょうね。 世界的に子供は二人までと制限し、4%の量的成長から2%の質的成長に転換する必要があるでしょう。
withmaria さんのコメント :2011.06.17 10:14
フェルドマンさん、クールビズ素敵です。化石燃料&天然ガスが枯渇する頃には、太陽等かもしれません。今すぐ屋根に非効率なパネルをつけるのではなく、技術開発を進めるのには賛成です。フェルドマンさんもぜひ、twitterお願いします。きっと,デーブスペクター氏を超えるでしょうw。
e_kobe さんのコメント :2012.01.14 14:59
日本はドイツと並んで原子力発電なしでやっていける技術力があります。巨大な原子力発電所は巨大な電力会社を必要としましたが、送発分離が実現すれば巨大電力会社は要らなくなるでしょう。東京都営電力や大阪市営電力が当たり前になるでしょう。アメリカには電力会社が千以上あるとか。それで電気料金が大変安いです。
e_kobe さんのコメント :2012.01.14 15:03
夏にはエアコンを24時間つけっぱなしの生活を20年前に体験しました。大型の室外機で、家中を冷やします。冷気は床から吹き上げる構造になっていました。電気料金が下がればそんな生活が当たり前になります。
ログインしてからコメントしてください。

マクロ政策