前回円安になるであろうということを言ったが外れた。なぜ外れたのかが、将来の円相場の動きにとってどういう意味を持つのかということだが、外れた理由は非常に簡単で欧州・アメリカの両方ともの景気市場が悪くなり政策が思ったほど早く動かなかったということだ。当然金利を上げられず、欧州は若干やったがそれも持たなかったので金利格差が開かず、よって円安が進まないということである。米国に関しては指標も悪くなっている中、Tea partyの共和党のグループが思った通りに政策を実行できるようになった結果米国が緊縮再生になっていくということが予想される。欧州も似たような動きだ。よって、日本の投資家が海外の高い金利にならって海外に行くということが当面は予想できず円高になったのである。加えて、アメリカ連銀のバーナンキ議長が明確に2013年までに金利を上げないであろうということを発表した。当然これも円高要因である。
これからは円がどう動くのかということだが、当面米国は金利を上げられない状態であるし、景気が悪くなるであろう。欧州も同じで、中国も若干景気が悪化するのではないかという兆しもあるので当面円安になりそうな兆しはない。ただ、1年、2年のタームで言うと、世界経済が良くないし、日本からドンドン企業が逃げているということなので、日本の輸出能力が減っていく。すると1年2年先までに日本の経常黒字が減って行き円安よりになる。数字を述べると2011年の年末は恐らく70円台半ばそのままということになるであろう。2012年の年末だと90円前後、13年は日本の輸出能力が大きく減り海外の金利がようやく上がり日本からお金が逃げるという状態になるので、2013年年末の時点で100円台になってもおかしくない。
naoto さんのコメント :2011.12.18 22:33
日銀が通貨供給を諸外国より抑制気味にし続けているのが、最大の円高要因ですよね。 このように、わざわざデフレ維持政策を取って、景気を冷やし、税収を伸び悩みさせ、財政を悪化させるようなことをやっているのは何故でしょう? それは、財政悪化をわざとひどくして、国民を増税賛同方向に追い込むためでしょうね。 そうでなければ、この自爆的な金融政策は説明出来ない。
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